ここでは「はじめてでも分かる!反響を呼ぶチラシ販促」における「チラシ販促を企画する」について説明させていただきます。
目次
■反響の考え方
チラシを受け取った人は、「チラシが配布され」「チラシを見て」「興味をもってくれて」「行動に移す」の4工程に分類されます。
この中で、「反響」を2段階にわけて捉えることが重要です。
反響は、行動に移してくれた人だけではなくチラシに興味を持ってくれた人も「反響」として定義して下さい。チラシに興味を持ってもらえないと行動がとられません。
すぐには行動しなくてもチラシ内容には反応している見込み顧客を計測し把握する事も重要です。
- チラシに興味を持ってもらうという行動を起こした方・・・見込み顧客が把握できるようにする
- 顧客にとってほしい行動がどこなのか明確にしておくこと・・・来店やお問い合わせなど
ラクスル知見に基づく数値としてのサンプルは以下のとおりです。
商材単価 | ターゲット | QRコード読み込み率 | 実際に行動に移す人 |
---|---|---|---|
低単価 | 飲食店 | 0.3~0.5% | 0.03~0.05% |
高単価 | 不動産や求人 | 0.1~0.3% | 0.01~0.03% |
なお、商材や単価、内容によって異なりますが、反響率がこの数値まで行かない場合、企画・デザイン・配布エリア・時期のいずれかに改善余地がある可能性が高いと考えてください。
■企画の進め方
「反響を呼ぶ」チラシ販促の企画は3ステップで考えていきましょう。
ステップ1 反響を定義する
最近では、チラシに掲載しているQRコード※の読み込みを計測することで、チラシに興味を持ってもらえた方の割合を計測することが流行っております。
※ラクスルではチラシのQRコードの読み込みについては保証しておりません。
ステップ2 反響を呼ぶための仕掛けを作る
「お客様の価値」を言語化し、チラシ販促のゴールの設定の準備を行い、お客様に行動のきっかけを提供することが大切です。
ステップ3 反響測定の仕組みを用意する
最後に、どうやって計測するかをあらかじめ決めて、反響測定の仕組みを用意しましょう。
■反響を呼ぶ仕掛け
ステップ2「反響を呼ぶための仕掛けを作る」について、実例を挙げさせていただきます。
●介護施設 送迎職員募集の場合
お客様の価値の言語化をする =キャッチコピー |
求人施設、職種が一目でわかるように「ラクスル介護施設 送迎職員募集」といったように言語化 |
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チラシのゴールの設定 =チラシを見て何をして欲しいか |
電話での問い合わせをしてもらうこと 求人申込のwebサイトへアクセスしてもらうこと |
行動のきっかけ =応募の後押しになる要素 |
応募者にとって有利な条件を記載できるように考える |
●飲食店 新規開業の場合
お客様の価値の言語化をする =キャッチコピー |
訴求店舗、訴求商品、利用シチュエーションがわかるように工夫を |
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チラシのゴールの設定 =チラシを見て何をして欲しいか |
店舗認知と来店 チラシ添付の紙クーポンの利用 |
行動のきっかけ =応募の後押しになる要素 |
来店インセンティブとして紙クーポンの設定し名物パンが一個もらえること 来店しやすい環境のアピール=駐輪場や駅近等の立地条件 購入しやすい条件の記載=宅配サービスの案内 |
●学習塾 春期講習 受講者募集の場合
お客様の価値の言語化をする =キャッチコピー |
受験対策ではなく、基礎学習力の向上を目指していることを明確に |
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チラシのゴールの設定 =チラシを見て何をして欲しいか |
塾への問い合わせ webサイトにアクセス |
行動のきっかけ =応募の後押しになる要素 |
2月中までに申し込んだ先着10名で、模試受講料5,000円無料 |
●ネットスーパー ご利用エリア拡大の場合
お客様の価値の言語化をする =キャッチコピー |
訴求アプリ、訴求商品のサービス、利用シチュエーションがわかるようにすることを意識し「ネットスーパー ラクスル」アプリDLでチラシ限定クーポン配信中 |
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チラシのゴールの設定 =チラシを見て何をして欲しいか |
アプリDL アプリ内での購入や予約 |
行動のきっかけ =応募の後押しになる要素 |
今DLすると、チラシ限定クーポンがプレゼントされること |
「チラシ販促を企画する」は以上です。
次は「チラシをデザインする」へお進みください。